本文
令和6年9月6日、7日、全国各地で開催されている日本風景街道大学が本市をサテライトキャンパスとして開催されました。
日本風景街道とは、国土交通省の施策の一環として、地域住民が主体となり、行政や企業等と協働しながら「道」を舞台とした活動を通じて、美しい風景のある地域づくりを行い、地域社会を活性化させる取り組みを行うもので、本市を含み全国で145のルートが認定されています。
※本市は平成25年3月21日に、九州で12番目に国土交通省より認定を受けました。
初日の6日は「昭和100年、そしてこれからの地域を考える」をテーマに、中央公民館でシンポジウムが開催され、会場には全国各地の風景街道関係者や国土交通省関係者など約120名が参加しました。
開会に先立ち、おおいた海べの道推進協議会の佐藤泰則会長から「本日は一つでも多くのヒントを持ち帰っていただき、地域の活性化に役立てていただければ幸いです。この会合を機に、地域を愛し、地域の未来のために活動する次世代のリーダーが数多く誕生することを祈念いたします」とあいさつがありました。
続いて、国土交通省道路局環境安全・防災課の田中 衛交通安全政策分析官と大分県知事代理の大分県土木建築部の成瀬哲哉参事兼道路保全課長からそれぞれ来賓のあいさつがありました。
同キャンパス実行委員長の佐々木市長が、開催地報告として、豊後高田市の概要と人口増施策や観光振興などの取組みについて紹介しました。
続いて、日本風景街道大学の石田東生学長から、人口と経済、風景や地域とみちについての記念講演が行われました。
公開講座の第1部は「豊後高田市のヒミツ!?」というテーマのもと、市商工観光課の河野課長が、昭和の町など中心市街地の整備や恋叶ロード沿線の観光地など市の特徴について解説しました。
第2部は「おおいた海べの道が目指すもの!?」をテーマに、日本風景街道おおいた海べの道推進協議会事務局(前事務局長)の加藤千明さんがこれまでの活動の紹介と、「道はいづこへ。」と題し、住民自治の再構築など風景街道が目指すべき事について講義しました。
公開講義の後、「昭和100年、新たな社会に向けて」と題し、ファシリテーターとして加藤千明さん、パネリストとして南いよ風景かいどう協議会の羽鳥剛史愛媛大学教授、九州地方整備局大分河川国道事務所の谷川征嗣所長、市商工観光課の河野課長、アドバイザーとして石田東生学長が登壇し、パネルディスカッションが行われ、これからの地域について、それぞれの意見や考え方が議論され、風景街道の役割を再確認しました。
続いて、豊後高田市を担う若手として、豊後高田商工会議所の高梨大輔青年部会長が、青年部が毎年行っている裸祭りの大たいまつの製作を通じて「昔はどこの地域でも当たり前に行われていたことが、人口が減ることで衰退しています。ここ豊後高田市では先人たちが私たちに伝えてくれたようにこれからも私たちが後世に繋いでいきたいと思います」と話しました。
最後に、石田学長が全体総括をしてシンポジウムを締めくくりました。
シンポジウム会場の中央公民館ロビーでは「日本風景街道フェア」も開催され、参加者は休憩時間にポスターセッション(九州各地の風景街道のパネルの展示)や、シーニックマルシェ(特産品の販売など)の他、中央公民館に併設する「そば道場」でそば打ち体験を楽しみました。
翌日7日は、市内2か所の観光ルート「海の恋叶ロードコース」と「山の六郷満山コース」を巡るエクスカーション(体験型見学会)が行われました。
真玉海岸恋叶♡ゆうひテラス→粟嶋公園・粟嶋社→花とアートの岬・長崎鼻→昼食→チームラボギャラリー真玉海岸→昭和の町散策
田染荘→真木大堂→富貴寺大堂→天念寺→椿堂「遍照院」→昼食→昭和の町散策
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和6年9月11日(水曜日)~9月17日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
豊後高田市の出来事などを随時発信しています。
友だち登録は下記バナーをタップしてください。
<外部リンク>