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大原古墳学術発掘調査の現地説明会が開催されました

ページID:0027753 更新日:2024年8月20日更新 印刷ページ表示

令和6年8月18日、別府大学文学部史学・文化財学科主催で、新栄地区の「大原古墳」で行われた学術発掘調査の昨年度末までの成果を説明する現地説明会が行われました。

玉川准教授

これは、同学科による2021年から実施している研究プロジェクト「大分県北部地域における古墳時代前期から中期にかけての首長系譜の研究」の最初の調査対象として、大原古墳の学術発掘調査が行われた結果を地元の方などに説明するものです。

現地には、地元の方や本調査に興味のある方が多数参加。古墳の築造時期が古墳時代中期初頭であること、古墳の形は円墳または方墳と思われるが調査中であること、そして、昨年度までに調査した調査区やトレンチや墳頂部の石棺などについて、同学科の玉川剛司准教授や大学院生から詳しく説明がありました。

質問をする参加者

墳頂部での説明

説明の後には、参加した方から「石棺に入っていた人は男性か女性か(回答:骨や副葬品が残っていないため、現時点では不明)」など多数の質問もあり、1000年以上昔に思いを馳せながら、発掘中の古墳や発掘された埴輪などを真剣なまなざしで見つめていました。

石棺を眺める参加者

出土した埴輪の破片の説明

本調査や説明会を主催した同学科の玉川准教授は「現地説明会に何人来ていただけるか心配でしたが、結果として大勢の方にご参加いただけたので安心しています。今回の発掘調査は、ぜひ地域の方々にも広く知っていただきたいという思いもありましたので、今後も調査に進展があれば、皆さんにお知らせする機会を設けたいと思っています。しかし、豊後高田市内には66ヵ所以上もの古墳があり、そのほとんどが未調査で不明な点が多いことが研究上の課題となっています。今後は、大原古墳の調査成果を踏まえて、豊後高田市の他の古墳の発掘調査を進めていく予定です。将来的には、研究プロジェクトの目的である大分県北部地域における古墳時代の解明につながっていければと考えています。」と話してくれました。

調査をしている別府大学文学部史学・文化財学科の皆さん

大原古墳の学術発掘調査についての以前の記事はこちら

別府大学による「大原古墳」学術発掘調査 ~出土品から古墳時代を知る~
別府大学「大原古墳」第2次発掘調査 ~小学生も体験しました~

ぶんごたかだ文化財ライブラリーの古墳の説明もご覧ください

ぶんごたかだ文化財ライブラリーVol.3『 豊後高田の古墳 』

ケーブルテレビで放送します

今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪

放送期間:令和6年8月21日(水曜日)~8月27日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。​

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