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9月16日、都甲地区ゆかりの戦国武将、吉弘統幸(よしひろ むねゆき)公の歴史継承イベント「吉弘統幸公ゆかりの地との交流会」が、戴星学園で開催されました。
このイベントは、吉弘公の功績と都甲地域の歴史を後世に伝えるため、吉弘公とゆかりのある団体との交流を行うもので、地元有志で結成される「吉弘公の歴史継承イベント実行委員会」(明石光子会長)が主催しました。
会場となった戴星学園の体育館には、地元住民や児童生徒など約200人が来場。
始めに、明石会長が「吉弘公の功績を次の世代に継承するため、吉弘公とゆかりの深い道雪会と大友宗麟鉄砲隊の皆様のご協力をいただき地元開催ができました。また、今日はスーパーボランティアの尾畠春夫さんにもお越しいただいています。ボランティアの大切さを改めて学ぶ良い機会になることを期待しています」と挨拶。
来賓の河野潔教育長から「吉弘公の功績や人柄、人情などをテーマにした今日の交流会が、戴星学園で行われることを大変嬉しく思います。本日はおめでとうございます」と祝辞がありました。
続いて、寸劇で吉弘公を演じる小説家の榊山悟さんが甲胄姿で登場し、昨年5月に出版された著書『武辺の使い道~猛きなるもの~吉弘統幸伝』を戴星学園に贈呈。代表として児童生徒会長の少路悠人さんが受け取りました。
道雪会(福岡県)は、吉弘統幸の従弟にあたる戦国武将“立花宗茂”やその義父“立花道雪”などの活躍をPRし、NHK大河ドラマの誘致活動なども行われている団体です。
15歳で屋山城城主となった吉弘統幸の活躍を現代風にアレンジした寸劇「シン・屋山城主・吉弘統幸」は、笑いを誘うなどユーモア溢れる演出に会場から拍手喝采が上がりました。
その後会場は、「豊後大友宗麟鉄砲隊」が待つ運動場へと移動。
「豊後大友宗麟鉄砲隊」は、火縄銃演武を通じて戦国時代、繁栄した豊後府内の歴史を再現し、吉弘公の主君である「大友宗麟」公を大分の誇る歴史上の偉人として全国に発信されている団体です。
会場では4人の武装隊による鉄砲演武が披露され、見学者は間近で放たれる火縄銃の音や振動の迫力に圧巻された様子でした。
イベントの最後は、全国の被災地で復旧活動を続けているスーパーボランティア尾畠春夫さんの講演。尾畠さんの出来るだけ質問に答えたいという意向から対話形式で進められました。
「ボランティアで大変と思った事は何ですか?」など、次々に手を挙げて質問する児童生徒に、「ボランティアを大変と思うことはないです。物事は何でもプラスに考えること」など、尾畠さんはそれぞれの質問に丁寧にわかりやすい言葉で返答されていました。
吉弘統幸(よしひろ むねゆき)は、主君への変わらぬ忠義と、石垣原(いしがきばる)合戦での壮絶な死を現在も称えられている都甲地域を代表する武将の一人です。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年放送)の第49回「如水最後の勝負」にも登場し、俳優の的場浩司さんが統幸を熱演しました。
豊後高田市で活躍した戦国武将・吉弘統幸について
▶https://www.city.bungotakada.oita.jp/site/bunkazai/1988.html
【統幸公ゆかりの地・其の一】金宗院跡
▶https://www.city.bungotakada.oita.jp/soshiki/5/2034.html
【統幸公ゆかりの地・其の二】筧城(吉弘氏館)跡 伝承地
▶https://www.city.bungotakada.oita.jp/soshiki/5/2035.html
【統幸公ゆかりの地・其の三】長安寺
▶https://www.city.bungotakada.oita.jp/soshiki/5/2036.html
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