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【統幸公ゆかりの地・其の三】長安寺
長安寺
時期になると5000本以上のシャクナゲを楽める
紅葉時の美しい境内
長安寺は山号(さんごう)を金剛山という天台宗の古刹(こさつ)で、平安時代に六郷満山を統括していた西叡山高山寺(さいえいざんこうざんじ)が衰微したのに伴い、寺勢をあげて発展した寺院です。鎌倉時代には幕府の祈願寺として隆盛し、元寇の際の異国降伏祈祷などで、六郷満山の中心的役割を果たしました。
戦国時代、ここ長安寺には大友氏の有力な家臣であった吉弘氏が本拠を構え、武力と神仏の力でその勢力を拡げました。
吉弘鎮信宝篋印塔
かつて、吉弘統幸(よしひろ むねゆき)、父の鎮信(しげのぶ)、叔父の高橋紹運(たかはし じょううん)は、この寺の高い僧職を務めていました。境内には鎮信公の宝篋印塔(ほうきょういんとう)が残っています。
長安寺へのアクセス
JR宇佐駅から車で約30分、宇佐道路宇佐ICから国道10号・213号・県道29号線経由で約40分で着きます。
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