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令和7年1月18日、国指定重要文化財の木彫仏などを収蔵する田染真木地区の「真木大堂」で、地元の方々と消防団等による防火訓練を開催しました。
これは、1月26日の「文化財防火デー」に全国各地で文化財防火訓練が実施されていることから、豊後高田市でも、貴重な文化財を守り、地域の方の文化財愛護思想の高揚を図ることを目的に毎年文化財防火訓練を開催しています。
この日は、真木大堂に地元住民10名と地元消防団が集合。
参拝者のタバコの不始末により、真木大堂の裏山の山林から火災が発生したという設定で訓練が始まりました。
参加した地元住民の方々は、火災発見から119番通報、火災を地元に知らせるための打鐘、初期消火・重要物品の搬出などそれぞれの担当を決め、実際に火災が起こった場合に駆け付ける時間などを計りながら機敏に初期消火訓練を行いました。
地元消防団が到着して、地域住民による初期消火は終了。
その後は、消防団と消防署員による火災防御訓練が行われ、火災発見から鎮火まで約20分の訓練が終了しました。
訓練終了後、河野教育長から「初期消火から消火に至るまで、迅速で臨場感あふれる行動が行われていました。皆さんのそういう気持ちと行動が豊後高田市を安心安全なまちにして、そして文化財をしっかり守るという醸成もできるものと心強く思っています。本日はありがとうございました」とあいさつがあり、続いて、豊後高田市消防団の岩尾副団長からも防火訓練参加に対するお礼と消防団への激励の言葉がありました。
また、真木大堂河野孝也代表役員から「備えあれば憂いなしということで、訓練は必ず必要です。訓練は何度か行ってきましたが、火災が起きたときは、初期消火でおさまるように心得ていかなければならないと思います。本日はありがとうございました」と謝辞がありました。
真木大堂は、六郷満山本山本寺馬城(まき)山伝乗寺の堂宇(建物)の一つとして建立されたと伝えられています。
真木大堂・収蔵庫(左)、真木大堂・旧本堂(右)
収蔵庫に収められている9体の仏像は、昭和25年に国の重要文化財として指定されています。
真木大堂の諸仏については、文化財室の下記ページに詳しく紹介しています。
↓
https://www.city.bungotakada.oita.jp/site/bunkazai/2198.html
真木大堂への参拝のついてはこちら
↓
https://www.city.bungotakada.oita.jp/site/showanomachi/1249.html
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:1月22日(水曜日)~1月28日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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