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11月4日~6、豊後高田市の秋の風物詩、日本三大裸祭りの一つとしても有名な「若宮八幡神社秋季大祭・裸祭り」が新型コロナウイルス感染症対策を講じて開催され、多くの見物客が訪れました。
若宮八幡神社秋季大祭・裸祭りは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、昨年、一昨年と開催を断念し、3年振りの開催となりました。
今年で939年目と言われるこのお祭りは、お下り(4日)、お上り(6日)の両日開催。
水上に設置されたステージでは、初参加の高田高校書道部の書道パフォーマンスや、河内中学校、豊後みさき太鼓、西叡太鼓大和・豊勇會による勇壮な太鼓演奏が会場を盛り上げました。
さらに、神輿の入川を待つ河川敷では、橋の上から市弓道連盟会員が火矢を放ち「豊後大たいまつ(長さ約16m、重さ5t)」に点火。詰めかけた観衆から大きな歓声が上がりました。
お下りでは、御神輿は、若宮八幡本宮を出発し、狩衣姿の陸組の男衆により大鳥居まで担がれ、締め込み姿の川組へと引き継がれます。
神輿を受け取った川組は、川沿いの道を練り歩いた後、冷たい川の中へと歩みを進めます。川の中で、川組の男衆が3本締めで気合いを入れては、豪快な水しぶきを上げる場面も見どころのひとつ。
無事に川を渡った神輿は、対岸で川組から再び陸組に引継ぎされ、陸組は是永町を出発して気合を入れて担ぎます。途中、宇佐神宮の遥拝所で祈願してから、宮町に向けて再出発し、御神輿は下宮(宮町)に納められました。
本大祭に合わせて、宮町で「下宮フェスティバル」が行われ、抽選会付きの「昭和の町いきいきウォークラリー」や「ビンゴゲーム大会」、「歌謡大会」などが開催されました。
また、河川敷では、明日のお上りに向けて、大たいまつの付け替え作業が急ピッチで行われました。
お上りは、お下りと逆の順路となり、下宮から本宮までの道のりを陸組と川組がお神輿を担ぎます。
まず、陸組の男衆に担がれ下宮を出た御神輿は、勇ましい掛け声とともに街を練り歩き、是永町の川岸で待つ川組に引き継がれ、桂川の中へ。
気合十分の川組男衆に担がれ川を渡った神輿は、大鳥居前で再び陸組に引き継がれ、若宮八幡の本宮へと帰りました。
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