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令和7年8月25日、市内中学生による歴史文化探訪研修を行いました。
これは、国際ソロプチミスト二豊様からいただいたご寄附を財源として実施する研修で、故郷の歴史や文化を学び体験することで、故郷を更に愛する心を醸成するために行っています。
今年度は、市内の中学生17名が参加し、昭和100年の節目の年に「豊後高田市昭和の町」に残る歴史的建造物を見学して「昭和」を学び、芸術文化探訪として陶芸体験や長崎鼻のアートを巡りました。
初めに、昭和ロマン蔵の昭和の夢町小学校で出発式を行い、河野教育長から「今日は、昭和の町の歴史や長崎鼻のアート作品、陶芸体験を存分に楽しみ、しっかりと学んできてください。また、3年生は学びの21世紀塾の夏休み特別講座も終了し、いよいよ受験に向かって前に進んでいかなければなりません。今日がそのエネルギーになればと思います」とあいさつがありました。
続いて、国際ソロプチミスト二豊の渡辺紀子会長と深蔵加代子会長トレジャラー、河野万夜会長エレクトのご紹介があり、渡辺会長から「国際ソロプチミストは、今年で35年になります。働く女性がみんなでお金を出しあって、ボランティアをしようという会です。毎年、豊後高田市と宇佐市の子どもたちに何かお勉強してほしいと思いから寄附をさせていただいております。今日は、皆さんのふるさとである豊後高田市をよく勉強して、楽しい研修にしてください」とあいさつがありました。
最後に、生徒を代表して、森川優衣さん(高田中3年)から「今日は、市内6つの中学校の生徒たちが集まっています。他の学校の皆さんと一緒に、小さい頃からよく遊んでいた昭和の町の歴史や長崎鼻のアート作品などを学び、新しい発見や学びを深めることができることを楽しみにしています」とあいさつがありました。
研修では、文化財室の職員から、パンフレット「ぶんごたかだ文化財ライブラリーVol.6『「昭和の町」の建物探訪』」の内容に沿って、豊後高田昭和の町に残る歴史的建造物についての説明がありました。
生徒からは「何度も遊びに来ているけど、こんなに歴史がある建物だとは知らなかった」という声がありました。
壁のレンガが「イギリス積み」で積まれているといった説明に、生徒たちは興味津々の様子でした。
昭和の町展示館の建築について学んだ生徒たちは、施設内に常設されているジオラマ作品を見学。
生徒たちは「表情が面白い」「細かくてすごい」と作品をじっくりと眺めていました。
実際の1億円と同じ重さのレプリカを手にした生徒たちは、「1人で持つのは厳しいけど3人なら持てる!」と重さを体感していました。
午前中の研修の最後は、「クリームソーダ」を楽しむ昭和レトロ体験!
生徒たちは「冷たくておいしい!」と笑顔があふれていました。
午後の研修では、旧真玉小学校で、国内外で活動を続ける市内の陶芸家・木下栄司さんによる陶芸体験と、長崎鼻リゾートキャンプ場に点在するアート作品を見学しました。
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和7年9月3日(水曜日)~9月9日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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