とびきりの本をご自由に！　～「Little　Free　Library」を設置しました～

　5月17日、玉津商店街に、本を持っていくのも置いていくのも自由な本棚「Little　Free　Library（リトル　フリー　ライブラリー）」が設置されました。

　これは、高田高校の2年生の牧　杏紗花（まき　あさか）さんが、「古書店えほん月波や」さんの閉店に伴い、撤去される予定だったライブラリーを続けたいとの思いから考えたもの。
　牧さんは、3月に行われた中高生が自分の「やりたい」をプレゼンし、手伝ってくれる人・資金・情報を得るオンラインイベント「フミダス！プレコン」（(株)Founding Base主催）で、この思いをプレゼンテーションしたことで、全国から資金や本の支援を受けることができ、設置に向けた取り組みが始まりました。

　集まった資金で購入した本棚は、ボンネットバスと香々地の菜の花・海にちなんだ色に塗り、雨風除けのための扉を付けて、牧さん自身が完成させました。その本棚に、全国からの支援で届いた本と商店街の店舗などでお願いしていただいた本など約80冊がこの日並べられました。

　設置した牧さんは「本棚のコンセプトは、本を持っていくことも置いていくことも自由だというものです。普段手に取らないような本も手に取って、本との出会いの場所にして欲しいと思って、作った場所なので、年齢を問わず、たくさんの人に利用してもらいたいと思っています。ぜひ、利用してください。」と話してくれました。

　この「Little　Free　Library」は、令和4年5月末まで現在の場所（玉津プラチナ通りの玉津東天紅そば）に設置し、その後は、市内の他の場所に移転する予定とのことです。

　みなさんも、本を持っていくのも置いていくのも自由な本棚「Little　Free　Library」を見かけたら、一度、本を手に取ってみてはいかがですか？

※牧さんがプレゼンを行った「フミダス！プレコン」の様子はこちら
高校生が自分のやりたいを約80人へプレゼン！　～一歩踏み出すプロジェクト「フミダス！プレコン」～