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1月23日、天念寺・川中不動前を走る長岩屋川(長岩屋地区)で、藻の除去作業が行われました。
あいにくの雨の中でしたが、この日は長岩屋地区字長の大塚公裕さんを中心に、長岩屋地区の住民のほか、地区の出身者で構成される「そらくちの会」のメンバーなど約20名の方が集まりました。
長岩屋川では、1300年の歴史を持つ天念寺修正鬼会の際に、荒鬼、災払い鬼役の僧とタイレシ(介錯)が身を清める「垢離(こうり)取り」(潔斎)が行われます。
ここ数年の間に、急激に繁殖した藻が、垢離取りの際に足に絡まるのを防ぐため、今回初めて除去作業を行うことになりました。
除去作業に備えて、1週間前の1月16日から川の水を抜き始めると、藻の繁殖は想像以上であることがわかり、手作業と並行して重機も投入して作業が行われることになりました。
この日の作業は天候の影響で、1時間半ほどで終了しましたが、今後、また日を改めて続けられる予定です。
藻の除去のために、15年ぶりに水をせき止められた長岩屋川では、この除去作業が完了するまで、普段見ることができない川中不動の姿を見ることができそうです。
【作業前日の様子】※白くなっているのは藻が乾燥したものです。
作業前には、こんなにたくさんの藻が!