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11月28日、豊後高田そば道場で「第37回豊後高田流そば打ち段位認定会」が開催されました。
この認定会は、そば打ち文化の普及と豊後高田市産そばのPRのため、そば打ちの実技試験を行い段位認定するもので、豊後高田そば生産組合(中野幸輔代表)の主催で開催されています。また、今回の認定会は、六郷満山日本遺産推進協議会が開催する「鬼んぴっく2020(Kunisaki Onimpic Games 2020)」の競技種目として、初段・二段の首席合格者には鬼んぴっくメダル・表彰状が授与されます。
この日の試験には、高校生2人を含め、市内外から15名の受験者が挑戦しました。(初段7人、二段8人)初段は700gの粉を45分以内に、二段は1kgの粉を40分以内に打ち終えることを目指します。
受験者は、豊後高田そば道場師範代の山本剛志(やまもと たけし)先生をはじめ審査員を前にピリッとした緊張感の中、試験に挑んだ全員が日ごろの練習の成果を発揮して制限時間内に規定量のそばを打ち上げました。
今回は、初段試験、二段試験ともに見事全員が合格し、それぞれの首席合格者に対して中野代表から認定証が授与され、続いて、農業振興課長からは鬼んぴっくメダルと表彰状が授与されました。最後に、審査員の山本師範代から「皆さんとてもいいそばを打っていました。今日は新そばなのでどうだろうか・・・と心配しましたが、とてもよいそばを打てていたと思います。次の段を目指してこれからも頑張ってください。そばの上達には『そば打ちを楽しむ心』が大切です。その心を大事にしてください。次の認定会でまたお会いできることを楽しみにしています」と講評がありました。
二段を取得した安部さんは「2002年に大分市で開催されたそば道場に参加したことがきっかけで、趣味でそば打ちを続けていました。昨年、退職を機にそば店を開店しましたが、もう一度基本から学びたいと思い、豊後高田そば道場に通うようになりました。今後も三段・四段を目指してがんばりたいです」と笑顔で話してくれました。
また、試験終了後には山本師範代による模範打ちが行われ、基本的なことや今日のそば打ち試験で感じたことも踏まえ、力の入れ方やそれぞれの手順でのコツなどについて説明しながらその技が披露されました。参加者はその技術を見習おうと、真剣な表情で見つめていました。
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