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令和6年10月8日、市役所コスモスホールで、認知症家族支援プログラム公開講座を行い、約80人が参加しました。
家族支援プログラムとは、認知症の方を介護している家族や認知症について詳しく学びたい方を対象に、(1)認知症について正しく理解する、(2)介護を上手に切り抜けるための仲間づくり、(3)認知症サポーターとなることを目的とした学習と交流の場で、7月から12月の毎月、外部講師による講座を実施しています。
この日は、はじめに、医療法人新生会高田中央病院ものわすれ相談室の後藤聡美室長から「若年性認知症」についての説明がありました。
その後、若年性認知症を患った奥様に12年間寄り添って介護をされていた、認知症の人と家族の会の那波順夫さんを講師に迎え、「初心者介護の悪戦・苦闘12年間の物語」と題した講演会を行いました。
那波さんは、奥様の若年性認知症の初期症状から末期の状態になるまでの経緯や、過介護をしてしまった失敗例、介護をする仲間がいることの大切さなどを話してくれました。
講演を聞いた参加者からは「奥様の反応に寄り添いながら、自分がどう行動すればよいかを第一に考えられていたことに感銘を受けました」という意見も。
最後に、那波さんは参加者に「認知症の家族に寄り添い、優しく声をかけて、認知症の方も介護しているご家族も笑顔になれるような共生社会を目指してほしい」と呼びかけ、会場から温かい拍手が送られました。
認知症の正しい知識を身に着け、様々な悩みや問題を持つ仲間と話し合い、アドバイスを受けながら介護について学ぶことができる講座です。
ぜひご参加ください。※申込不要、参加無料
詳しくは、市役所社会福祉課(電話:0978-25-6178)までお問い合わせください。
平成27年7月から、認知症の方やそのご家族が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように「高齢者等SOSネットワーク」を構築しています。
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