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令和6年7月27日、香々地の別宮八幡社で御田植祭『オンバレ』が開催されました。
オンバレは、「大祓い(おおはらい)」が訛った言葉で、氏子たちが別宮八幡社の境内で田植えを演じて豊作を祈願するお祭りです。200年以上の歴史があり、市の無形民俗文化材に指定されています。
例年7月29日・30日に開催されてきましたが、平日ではオンバレをする演者の確保が年々難しくなったことから、今年から7月末の土日開催となりました。
「オンバレ」が行われる香々地・別宮八幡社の楼門
日が傾いた午後7時前頃、太鼓と笛の演奏が始まり、田んぼに見立てられた境内に、笠を被り腰蓑をつけた手入役の男性が、鍬で田んぼをならす様子を演じながら登場。
手入役にバケツの水が勢いよくかけられ、ついでに観客にも水がかけられる場面では、大きな歓声が上がりました。
続いて代掻き(しろかき)の張り子牛が登場。
手入役の言うことを聞かず暴れ回り、疲れて果てて足をあげて横たわる様子など、ユーモラスな動きに観客は大笑い。
演技の途中に、牛が観客の側に行くと、大人も子どもも一斉に近寄り、「縁起がいいから」と牛の頭を撫でていました。
「オンバレ」は香々地で長く親しまれる夏のお祭り。
夏休みを迎えた子ども達にとっては楽しいイベントの一つで、大人になってからも忘れられない思い出のようです。
香々地の伝統行事としてずっと続いてほしいですね。
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和6年7月31日(水曜日)~8月6日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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