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12月3日、高田庁舎コスモスホールで女性防災士交流会が行われ、市内の女性防災士11名が参加しました。
この交流会は、女性防災士の連携強化や活動活性化を目的として、大分市を中心に活動する女性防災ネットワーク大分(上山容江代表)の主催で行われました。
最初の学習会では、女性防災ネットワーク大分の稲生美奈さんが避難所内のレイアウト作りについて解説し、上山代表が過去の震災で、女性や子どもを対象に発生した、避難所での惨状や性犯罪などについて、スライドで紹介しながら説明しました。
上山代表は「女性が地域の自主防災組織に参画し、意見を言える場を確保して欲しいです。私たち女性がもう少し主体的に防災活動に取り組み、自分たちのニーズを伝えて、避難所を改善していくことが必要です」と話しました。
その後、参加者は3つのグループに分かれ、学習会で学んだ内容をテーマにグループ討議を行いました。
市内の女性防災士は現在70名。
今回初めて顔を合わせる人もいる中、「女性防災士の役割はどんな事?」「避難所で困った事があったとき、自分たちは相談窓口になれる?」など、それぞれの疑問や思いを投げかけ、意見を出し合っていました。
グループ討議の報告では、市女性防災士の水ノ江恵都子さんが「災害は忘れたころにやってきます。また、災害が発生し、避難所へ行けば、突然非日常が始まります。何も知識がないまま避難所生活を送ることは大変なことです。女性防災士として色んな会合に出向き、ひとつでも皆さんの心に残る防災対策ができたら良いなと思います」と感想を話しました。
最後に市防災士協議会女性部会の安達かずみ部会長は「災害が発生したとき、その場に助けにいく人が必要です。防災士が活動するには、普段から顔を知り、話しをすることが本当に大事になるので、今後女性防災士の会合を若いメンバーにも広げながら定期的にできたらいいなと思います」と交流会を締めました。
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和5年12月6日(水曜日)~12月12日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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