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令和5年7月29日、香々地の別宮八幡社で御田植祭(通称:オンバレ)が開催されました。
この祭りは、境内で氏子たちが田植えの様子を演じて豊作を祈願するもので、200年以上の歴史があり、お田植え祭りとして市の無形民俗文化財に指定されています。
通称の「オンバレ」は、大祓(おおはらい)がなまった言葉だそうです。
巨大なたいまつに火がつけられると、頭巾をかぶった手入役が登場。
鍬(くわ)で畦(あぜ)を整えながら、代かきや田植えの様子をユーモラスに演じて観客の笑いを誘いました。
子どもたちは「こっちに水を撒いて!」と大興奮。
その後、代掻きの張り子の牛が登場し、観客に向かっていくなど大暴れする牛に、大きな歓声が上がりました。
この牛に触れると縁起がよいとされていることから、訪れた人はこぞって暴れる牛に触っていました。
4年ぶりに開催された御田植祭は大盛況に終わり、訪れた方々は、賑やかな夏の夜を過ごしました。
(※)代掻き(しろかき)-田起こしした田んぼに水を張って、土を細かく砕き、丁寧に掻き混ぜて、田んぼの表面を平らにする作業のこと。稲をしっかりと育てるため、田植えの前に行う重要な準備です。
養老年間(717年〜724年)に国東半島に設けたとされる宇佐神宮の5つの別宮の一つで、現存する4つの別宮の中でも随一の規模を誇ります。
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