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4月22日・23日、そば打ち文化の普及と豊後高田市産そばのPRを目的とした「豊後高田流そば打ち段位認定会」が豊後高田そば道場で開催されました。
平成24年に始まったこの段位認定会は、年に1~3回程度開催(三段・四段は年1回)されます。
今回の日程の最後に行われた四段認定会が44回目。
上位の段になるほど打つ量も多くなり、そば打ちの各工程はもとより、打つときの姿勢や後始末までの一連の動作も審査されます。
また、最高位の四段(達人クラス)は、三段合格後に1年以上の修行期間を経た後に、事前審査も含めて2日間で審査を行うなど、高いハードルになっています。
今回は、初段に4名、二段に4名、三段に9名、本認定会の開始時点で15人しか取得していない最高位の四段には8名が参加。
三段と四段の審査には、本道場師範の高橋邦弘名人も審査に加わり、参加者それぞれが、これまで磨いてきたそば打ちを審査員に披露しました。
四段の認定会には市内からは、一昨年、最年少で三段を取得した安藤智彰さん(高1)と同じく三段の父、正宏さんが挑戦。緊張感漂う本審査で、見事な腕前を披露し、親子揃って最高位の四段への昇段を果たしました。
また、智彰さんは2回目の挑戦で豊後高田流そば道場の最年少での四段昇段者となり、四段昇段者を代表して、豊後高田そば生産組合の中野幸輔代表から認定証を受け取りました。
四段に合格した安藤正宏さんは「高田のそば粉を使わせてもらって、そば文化が発展していっているので、私たちもその一翼を担えたらと思っています」
智彰さんは「去年は時間が間に合わなかったので、道場の先生やお父さんからのアドバイスをもらい、工程の間の無駄な動きをなくし、時間を短縮することができました。合格できて安心しました」と話してくれました。
今回、安藤さん親子も含め、初段に4名、二段に2名、三段に3名、四段に6名が合格。
参加者のそば打ちの時の懸命な眼差しと、そば打ちへの熱い想いが印象的な認定会となりました。
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