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令和7年9月22日、図書館ロビーで開催中の展示「安部眞知装画(装丁)本展-豊後高田は晴れ。わたし、いま、帰ってきました-」の会場に、企画したかわじもとたかさん(装画研究家・臨床検査技師細胞検査士)と、真能さん(安部真知のお孫さん)、山田さんと岡部さん(ともに安部真知の甥御さん)が訪れました。
安部真知は市内玉津出身で、画家や舞台作家として活躍した人物です。
現代日本文学を代表する作家の一人「安部公房」の妻であり、公房の作家デビュー時からその本の装画や挿絵なども手掛けました。
かわじさんと真能さんは、装画などについて話しながら展示を一緒に観覧しました。
東京在住で初日から来館されている、かわじさんは「今回の展示された本をみていただければわかると思いますが、通常作家は本人独自の画風がありますが、安部真知は画風がほとんどなく、それは本当に才能がないとできないことだと思います。舞台美術の制作をしていたことが影響していたのかもしれません。安部公房の妻という肩書ではなく、安部真知の展示として、出身地の豊後高田市で開催することになり多くの親族の方が訪れ喜んでくれて、本当にこの地で開催した意義があったと思います」と話してくれました。
ドイツ在住の真能さんは「おばあちゃんはアトリエに入っても叱らず絵を見せてくれたり、手作りでおそろいの服を準備してくれたり沢山思い出があります。これだけの作品を一度に見るのは初めてで、今日初めてみた作品もあります。おばあちゃんの絵は何度も見たことがあるが作風がこんなに違うのかと驚きました」と話してくれました。
今回展示された約60点の本は、かわじさんから市立図書館にご寄贈いただけるとのことです。
開催日時:令和7年9月21日(日曜日)から10月30日(木曜日)※図書館の休館日(毎週火曜日、火曜日が祝日の場合は翌日)はお休みです。
展示会場:市立図書館ロビー
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和7年10月1日(水曜日)~10月7日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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