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令和7年5月25日、市役所高田庁舎で、防災アトラクションと防災士協議会の定期総会が行われました。
総会開催に先立ち、防災士として必要な知識や技能を高めるため、県内初の取り組みとなる防災アトラクションが開催されました。
防災アトラクションは、被災体験のない方々に災害時に発生する「焦り」「混乱」「不安」などをリアリティのある再現映像によって疑似体験してもらい防災知識を深める全員参加型の防災訓練です。
はじめに、危機管理士で講師の防災REVOの松田哲さんから自主防災組織など人材育成の現状と課題や今後必要となる取り組みなどの説明がありました。
その後、避難所運営をテーマに、受け入れや様々な問題により、避難所の混乱や緊迫した様子を再現した映像で疑似体験し、事前に準備しておくべきことや、知っておくべきことを学びました。
最後にペットボトルを利用した心肺蘇生の訓練を3人1組で行い、参加者は熱心に取り組んでいました。
定期総会では、はじめに田中会長から「昨年8月の台風10号では、本市でも過去に例を見ない雨量を観測し、避難所にも多くの方が避難されてきたようで、その際、避難所運営に携わった防災士もいたという事でとても素晴らしいことだと思います。私たち防災士は、災害が発生したその時、その場所で防災に関する知識や技能を生かし、まずは自分の身の安全を確保し、周りの人の救助や支援を行うことが重要です。今後も防災に関するスキルアップを本協議会を通して図っていただければと思います」とあいさつがありました。
続いて、来賓を代表して安田副市長から「防災士の皆様におかれましては、避難所運営に関する協力、女性部会が中心になって先日の五月祭での防災啓発活動などに取り組んでいただいておりますことに深く感謝申し上げます。今後とも、防災・減災に関する幅広い活動に期待しております。昨年の台風10号では市内各所で甚大な被害が生じ、各避難所では多くの避難者が訪れ、これまでの最大の避難者を記録したところであります。その際、防災士の皆様方が熱心に避難所運営にご協力いただいたとお聞きしております。改めて感謝いたします。市といたしましても、昨年の教訓を踏まえて全職員の研修等も行っており、運営の体制など対応力の強化を図っているところでございます。今後も引き続き災害に強いまちづくりに取り組んでいきたいと思っております」と祝辞がありました。
その後、令和6年度の活動報告や収支決算、令和7年度の活動計画案や収支予算案などが審議され、役員の退任と新役員の選任も行われました。
令和6年度中に防災士の資格を取得し、今年度から活動に参加する8名の方に防災士ジャンバーとキャップの贈呈式が行われ、代表して谷口さんに新会長の大波多会長からジャンバーとキャップが手渡されました。
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和7年5月28日(水曜日)~6月3日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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