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4月9日、10の2日間、豊後高田そば道場で「豊後高田流そば打ち段位認定会」が開催されました。
この認定会は、そば打ちの実技試験を行い、初段から四段までの段位を認定するもので、そば打ち文化の普及と豊後高田市産そばのPRを目的に、豊後高田そば生産組合(中野幸輔代表)が開催しています。また、今回の認定会は、六郷満山日本遺産推進協議会が開催する「鬼んぴっく2020(Kunisaki Onimpic Games 2020)」の競技種目として、それぞれの段位の試験の首席合格者には鬼んぴっくメダルが授与されました。
今回は市内外から28人が挑戦し、豊後高田そば道場師範である高橋邦弘先生をはじめとする審査員を前に緊張感が漂う中、参加者は日頃の修行の成果を発揮し、見事18人(初段4人、二段4人、三段7人、四段3人)が合格しました。
試験終了後、合格者には、認定証が授与されるとともに、それぞれの段位の首席合格者には、鬼んぴっくメダルと表彰状が授与されました。
9日に行われた三段の認定会には、今春高校を卒業した元高田高校そば打ちチームの3名が参加。同チームの船木湧介さんは「今日は、とてもよいそばが打てたと思います。周りの人たちに流されず、しっかり打てたと思います。三段がとれたので、次は四段を目指して頑張りたいと思います。」と意気込みを語ってくれました。
10日には四段の認定会が行われ、元高田高校そば打ちチームのメンバーで、県内の短期大学を卒業後、今春から市内の保育園に勤務している青山弥帆さんが市内で初めて最年少で四段に合格しました。青山さんは「まさか自分が合格するとは思っていなかったので驚いています。認定会に向けて時間の合間を縫ってそば道場に足を運び練習しました。これからは、市内の行事でそば打ちを披露したり、保育園の子どもたちにそば打ちの楽しさを教えていきたいです。」と笑顔で話してくれました。
最後に、審査員の高橋先生からは「審査をするなかで減点するところを探すのが難しいほど皆さんとてもいいそばを打っていました。来年も更に上を目指して頑張ってください。」と講評がありました。
若い世代の活躍により、ますます豊後高田そばの盛り上がりが期待されます!
今回の試験で豊後高田流そば打ちの有段者は222人(初段 95人、二段 77人、三段 35人、四段 15人)となりました。段位を取得されたみなさん、おめでとうございます!
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そば打ちを始めたい・学びたいみなさん、豊後高田そば道場でお待ちしてます
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