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3月25日、田染小崎地区の「田染荘 小崎の棚田」が農林水産省主催の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」認定を受け、荘園の里推進委員会河野一三委員長と蔵本学事務局長が、佐々木市長へ報告を行いました。
「つなぐ棚田遺産」は、棚田地域の振興に関する取組を積極的に評価し、理解促進を図るため、棚田百選(平成11年選定)に加えて、改めて優良な棚田を農林水産大臣が認定したもので、今回、全国で271の棚田が認定され、大分県内では「田染荘小崎の棚田」を含め、10地区での棚田が認定されました。
認定の報告に対して佐々木市長からは「田染の小崎はかねてより、荘園の里を継承していただいており、つなぐ棚田遺産に認定されたということで、大変誇りに思っております。つなぐ棚田遺産の「ふるさとのほこりを未来へ」というタイトルにもありますように、素晴らしい取り組みだと思いますし、田染荘の皆さんそのものを象徴していると思っております。」とお祝いの言葉を述べました。
また、河野委員長は「世界農業遺産の認定に続き、つなぐ棚田遺産の認定もいただいて、これまでの活動が認められ、大変ありがたく嬉しく思っています。活動を支援してくださる荘園領主をはじめ皆さんのおかげです。」と話しました。
「田染荘小崎の農村景観」を後世に残すため、小崎地区の住民が平成11年に立ち上げた組織。
荘園領主制度の取り組みなど、田染荘小崎の景観を守り継ぐ活動を行っています。
平成22年に「田染荘小崎の農村景観」が、国の「重要文化的景観」に選定され、同年、推進委員会も「地域づくり総務大臣表彰」「大分県文化財愛護功労者表彰」を受賞し、その活動が高く評価されています。