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令和7年1月4日、豊後高田市中心部を流れる桂川を舞台に、新年を祝う伝統行事「ホーランエンヤ(県選択無形民俗文化財)」が開催され、約8千人の観客で賑わいました。
ホーランエンヤは、江戸時代中期、当時島原藩(長崎県)の飛地であった豊後高田市が、年貢米を島原や大阪の蔵屋敷に船で送っていたことから、その航海の安全と豊漁を祈願するために始まったとされています。
宝来船の出船に先立ち、佐々木市長からあいさつがあり、漕ぎ手の代表者による三本締めが行われました。
出船した宝来船は、河口の琴平宮に向けて進み、漕ぎ手の代表者が同宮を参拝しました。
大漁旗や万国旗で華やかに飾られた宝来船は、「ホーランエンヤエンヤサノサッサ」の掛け声とともに上流の若宮八幡神社に向けて進み、両岸に集まった観客に向けて縁起物の紅白の祝い餅が撒かれました。新年の福を受け取ろうと大勢の観客が手を伸ばし、宝来船を追って大移動しました。
この日の水温は1度。地域の方々から差し出されたご祝儀やお供え物を受け取るために、締め込み姿の漕ぎ手の若者が勇ましく厳寒の川に飛び込むと、観客からは歓声がおこりました。
最後には、御玉市民公園前でトラックから祝い餅が撒かれ、子どもから大人まで多くの人が縁起物のお餅を拾っていました。
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和7年1月8日(水曜日)~1月14日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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