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令和3年11月27日の国宝富貴寺の週末限定ライトアップの様子です。
次回は12月4日(土曜日)・5日(日曜日)17時30分から20時30分に実施されます。
まだ明るいうちから多くの方が訪れ、大堂参道の石段では、鮮やかに色づくもみじに向けてシャッターをきる姿がみられました。
石段を登っていくと正面に紅葉の中にそびえ建つ大堂が現れます。四季折々で表情が変わる富貴寺ですが、この季節は格別です。周囲ではカメラ愛好家がライトアップの時間を待ち構えていました。
日が沈み始めた頃、大堂の周りにおかれた灯篭が一つずつ灯され、ライトアップの準備が進められます。
周囲の紅葉を撮影していた瞬間、前振れもなくパッとライトがつき、周囲のもみじと大堂が浮かび上がり、幻想的な空間が広がりました。
ライトアップの時間は大堂正面の扉が開かれ、「阿弥陀如来三尊像」の姿が観られます。大堂の「阿弥陀如来坐像」は通常は一体のみでまつられていますが、富貴寺本堂改修時の期間限定で、本堂から「観音菩薩」と「勢至菩薩」が特別に移され、「阿弥陀如来三尊像」として御開帳されています。御開帳とともに、この光景をカメラに収めようと大堂の正面では多くのシャッターがきられていました。
国東市から訪れていた若いカップルは「このイベントはインスタグラムで知りました。初めて来てみましたが凄く綺麗です。」と感想を話してくれました。
このイベントは、2週にわたり開催されます。
期間:令和3年12月4日(土曜日)・5日(日曜日)
点灯時間:17時30分~20時30分
拝 観 料:一般・高校生500円/小・中学生150円