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11月20日、若宮八幡神社境内で、豊後大たいまつ実行委員会(近藤優会長)主催の「願い灯籠」が開催されました。
これは、例年、裸祭りで有名な若宮八幡神社秋季大祭に合わせて掲げられる豊後大たいまつも新型コロナウイルス感染症の影響による同大祭の中止により2年連続中止となったことで、秋季大祭への関心が薄れていくことに危機感を抱いた同実行委員会メンバーが発案し、多くの協賛を受けて実現しました。
実行委員会メンバーが切り出した竹に、「未来の豊後大たいまつ」「未来の私」「未来の豊後高田市」をテーマに市内の小学生・中学3年生・高校3年生に書いてもらった願いを巻き付けて、約1,300個もの竹灯篭を作りあげ、参道に配置しました。
日が落ちて、徐々に暗くなってくるにつれて、参道に配置した竹灯籠の光がほのかに浮かびはじめ、幻想的にきらめきました。子どもが書いた竹灯籠を探す家族連れや写真撮影を楽しむ方も見られ、竹灯籠が照らすほのかな光の中で思い思いの時間を過ごしていました。
主催した実行委員会の近藤会長は「この事業を通じて、市民のみなさん、特に未来を担う子どもたちに地域の伝統文化を感じて、楽しんでもらえればうれしいです。お客さんからお祭りがないと寂しいねという声をたくさん聴けました。来年に向けてまた頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました。」と話してくれました。
秋季大祭のお神輿も境内にライトアップされて飾られ、併せてお参りをする方も多くみられました。