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11月13日、国の重要文化的景観に選定され、国東半島宇佐地域の世界農業遺産の代表的スポット「田染荘(たしぶのしょう)小崎地区」で、千年にわたり受け継がれる水田を舞台にしたイルミネーションイベント「千年のきらめき」が始まりました。
千年のきらめきは、田染荘の晩秋から冬にかけての恒例イベントで、この日、イルミネーション点灯に向けた設置作業には、田染小崎地区の皆さんをはじめ、協力企業や技能実習生など約70名のボランティアが参加。きれいな青空の下で、一つひとつ手作業で約1万個のLEDライトを田んぼの畔へ設置しました。設置後は、地元女性部のおにぎりと豚汁が振る舞われ、作業後の参加者が美味しそうな笑顔で味わっていました。
初めて設置作業に参加したミャンマーからの技能実習生ティッ・ティッ・ソーさんは「みんなと一緒にやってみて楽しかったです。終わったあとの食事も楽しみです。」と話してくれました。
辺りがだんだんと闇に包まれてきた頃、中世から1000年区画の変わらない田んぼの畔に沿って、1つまた一つ点灯し、約1万個のLEDライトによるやわらかな光が幻想的に浮かびあがりました。
このLEDライトは太陽光で蓄電され、日没とともに、黄色と緑色の2色が、30分おきにゆっくりと切り替わります。来年2月11日(金曜日)まで毎日、日没から約3時間見ることができます。日が沈む前後の山々の美しい稜線や、真っ暗な中星空とともに美しくきらめくイルミネーションをぜひご覧ください。