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11月9日、玉津東天紅で映画「琵琶法師 山鹿良之」の上映を記念してイベントが開催されました。
この映画は、今年、生誕120周年を迎えた琵琶法師・山鹿良之を描いたドキュメンタリーで、1992年に公開されたものです。
今まで行方不明となっていたフィルムが昨年発見されたため、今年の10月から東京・大阪・名古屋などの映画館で上映されています。
玉津東天紅の市川館長が「映画を通して琵琶の文化を知ってもらいたい」「地域の文化を掘り起こしたい」という思いから上映依頼を行い、今回のイベントが実現しました。
この日は午前と午後の上映終了後、製作主任の長嶋建人さんと、書籍『琵琶弾き 山鹿良之夜咄』(三一書房)を執筆した山鹿市山鹿文化協会顧問の木村理郎さんの特別トークショーが開催され、「師匠と弟子」をテーマに軽快なトークが繰り広げられました。
長嶋さんは「この映画を撮影するにあたって、照明に始まり小道具、技術、ドライバーなどいろいろやったので大変思い入れがある映画です。今年は、九州エリアではここ豊後高田が初めての上映となりました。大変ありがとうございました」と話しました。
さらに、会場には山鹿良之氏の遺品である貴重な琵琶も展示され、トークショーを聞き終えた観客は、琵琶を持ってみたり音を奏でたりと貴重な体験を楽しんでいました。
長嶋建人氏
木村理郎氏