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11月6日、戴星学園(小田豊昭学園長)で、介護ベッドの贈呈式が行われました。
旧都甲小学校時代に始まったアルミ缶を集めて介護用品を贈る取り組みで、毎週水曜日を「アルあるの日」として、各家庭からアルミ缶を持ち寄り、児童・生徒で集積作業を行っています。小中一貫校となってからも児童生徒に受け継がれ、今年で31年目を迎えました。当初、学校だけでスタートしたこの活動も、今ではPTAや地域も一体となって取り組んでいます。
贈呈式では、全校生を代表して児童生徒会長の南松智祐さん(9年生)が「全校生徒や保護者、地域の皆さんが互いに協力してアルミ缶を集めました。介護ベットは、体の不自由な方に使っていただけると嬉しいです」とあいさつし、副会長の白川奈都さん(4年生)から佐々木敏夫社会福祉協議会会長に目録が贈呈されました。
佐々木会長からは「常日頃から、社会福祉に対する暖かい心を持ち、伝統の活動を地道に続けてこられたことに心から感謝申し上げます。地域の支えあいが必要な時代となっています。今後も、福祉の大切さとボランティア精神を忘れず、優しく思いやりのある気持ちをずっと大切にしていただきたいと思います。本当にありがとうございました。」と謝辞がありました。
これまでの同校の活動により、車いす、介護ベット、介護テーブルなどが寄贈されています。この日贈られた電動介護ベットは、社会福祉協議会の福祉機器貸出事業として、高齢の方や障がいのある方に無料で貸し出されます。
贈呈式終了後には、第9回戴星祭が開催され、保護者が見守る中、各学年ごとに合奏や合唱、英語劇、研究発表などが行われました。