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11月7日、絵本作家 川端誠さんの講演会が市立図書館で行われました。
講演では、川端さんが昨年12月に出版した「十二支のお雑煮」について、おせち料理やお雑煮の解説のほか、絵本が完成するまでの過程をスライドで紹介しました。
川端さんは「絵本は作家ひとりで作られるものではありません。いろんな人の技術や経験が合わさって出来上がっています。」と絵本の原画制作の裏側や苦労話をユーモラスに語り、会場には時折笑い声が上がっていました。
講演会終了後、サイン会が行われ、川端さんは、絵本を購入した方全員に、一人ひとり名前を聞きながら、丁寧にサインをしていました。
また、この日、川端さんの絵本の愛読者で、国東市から講演会に参加していた佐藤美幸さんより、川端さんの絵本に登場する「風来坊」が彫った仏像とそっくりに彫られた木彫りの仏像が贈られました。
佐藤さんは「高田の図書館は蔵書数が多いので、小学校の読み聞かせ用に本をよく借りに来ます。私は川端先生の落語絵本がとても好きで、講演会を楽しみにしてきました。仏像は仏師の父に頼んで彫ってもらったものです。」と話し、川端さんも「家宝になる。」と嬉しそうに木彫りの仏像を受け取りました。
この日は、午後から、絵本ライブも行われました。その様子については、ケーブルテレビ市民チャンネル「週刊ニュース」で、11月10日(水曜日)から放送されます。