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11月4日、臼野小学校全校児童を対象に、助産師等による「いのちの授業」が行われました。この授業は、将来、親となるであろう思春期の生徒を対象に、助産師によるいのちの授業をうけることで、自分自身が親からどのように愛情を受けて育ったかということを実感し、命の尊さを感じてもらうことを目的に開催したものです。
この日は、講師として"いのちを伝える応援団"(団長宇留嶋美弥さん)の3名が訪れ、「大切なわたし」~小学生の君たちへ伝えたいこと~と題し、命のつながり、命がうまれるまでの仕組み、そして誕生する命のすばらしさを、人形や模型を使い、劇を交えて、子ども向けにとても楽しく・わかりやすく話しました。
子どもたちは、宇留嶋さんからの問いかけにも大きな声で答えるなど元気いっぱいでしたが、途中、実際の出産シーンの映像を視聴した際には、それまでの楽しい表情からは一変し、とても真剣な表情で見入っていました。
宇留嶋さんは「お母さんはすごく頑張って赤ちゃんを産みます。でも、生まれてくる赤ちゃんはもっともっと頑張って生まれてくるんです。元気に生きているみんなはとても素晴らしいし、すごいことなんです。つらいこともあると思うけれど、強い生きる力を持って生まれた皆さんはきっと乗り越えられるはずです。苦しいことやつらいことがあったら、周りの人に相談しましょうね」と子どもたちに話し、授業の最後には「うまれてきてくれてありがとう。」と書かれた感謝状を代表児童に手渡しました。
授業の中では、市の家庭児童相談員による「困ったときの相談場所」の説明と、保健師による「いつかパパママになる皆さんへ」と題して、心と体が健やかに成長するために自分自身にできることについての講話もありました。
※いのちを伝える応援団・・・2015年に助産師を中心に結成され、すべての子ども達が「生まれてきて良かった」「自分のことが好き」と思えるように「いのち」の話を伝える活動を行っています。