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11月3日、高田庁舎コスモスホールで豊後高田昭和の町誕生20周年記念事業実行委員会(中山田健晴会長)主催による「豊後高田昭和の町」誕生20周年記念式典が開催されました。
これは、昭和の町誕生20周年にあたり、「昭和の町」の発展にご尽力いただいた方に、20周年記念事業実行委員会より感謝を込めて表彰するもので、個人の部10人、団体の部2団体、昭和の店の部として32店舗が表彰され、表彰式後には藻谷浩介氏の特別講演も開催されました。
表彰式では、佐々木市長から「昭和の町は観光振興の核としてだけではなく、本市の元気の源として、企業誘致や移住促進などにも影響を与えるとともに、市民の郷土愛の醸成など地域振興に大きな役割を果たしてまいりました。これからも昭和の町が元気であり続けられるように市としても応援していく所存ですので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。」とあいさつがあり、中山田実行委員会会長からは「突然発生した新型コロナウイルスの影響で観光客数が半分以下になるなど大打撃を受けました。ようやく落ち着いてきたところです。20周年に向け、昨年度新たなブランドコンセプト「恩送り」が決まりました。各商店から恩送りがなされ、共有・拡散され、次世代まで育っていくことで、昭和の町だけでなく社会全体にいい循環が生まれるということです。このコンセプトに基づき、昭和の町に関わるすべての人に感謝し、これからも昭和の町が末永く続いていくいことを祈念します。」とあいさつがありました。
その後、受賞者へ昭和の町の特製表彰状が手渡され、受賞者代表の金岡次男さんは「昭和の町の取り組みにご理解いただき、さまざまな支援をいただいた皆様、見守っていただいた市民の皆様に心から感謝申し上げます。今後も多くの皆様に共感してもらえる昭和の町を目指し、お客様との触れ合いを大切に商売に励みたいと思います。」と力強く語りました。
表彰式に続いて、何度も本市で講演いただいている(株)日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏から「昭和の町20周年~その先に~」と題した講演会が行われました。
何度も昭和の町に足を運んだ藻谷氏ならではの視点で、さまざまなデータを使いながら「昭和の町の素晴らしさ」や「豊後高田市と他市との若者人口や少子化比較」などについて話し、参加者は真剣な面持ちで聞き入っていました。