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10月29日、香々地中学校で2年生11人が参加して、「ガザミ料理教室」が開催されました。
この料理教室は、地元香々地の特産品である「岬ガザミ」について知ってもらい、食材として使ってみることを目的に、香々地地域の松原正隆さんを講師に招いて毎年行われています。
この日は、ガザミ漁をしている大分県漁業組合香々地支店青年部長の大前優也さんも料理教室をサポートしました。
松原さんは、網を使ったガザミ漁の方法やブランド化について説明し「今年は、あまりカニ(岬ガザミ)があがっていません。年々カニが捕れなくなっています。15年周期くらいでその波がやってくるので、みんなが大人になった頃、ひょっとしたら今より捕れるようになっているかもしれません。都会に出たときは、自分の地元香々地ではブランドガニが捕れますよと宣伝マンになってほしいです。」と生徒たちに呼びかけました。
その後、生徒たちは班に分かれて20匹のガザミをキリを使って締め、大きな鍋で約20分ほどゆでました。
生徒たちは、ゆで上がったガザミの身をほぐし、野菜と一緒に盛り付けてサラダが完成。
生徒たちはまずサラダを食べ、その後、カニの身を器用にほぐしながら無言で堪能し、「普段はあまり食べることがない、茹でたてをそのままで食べる方が美味しい」と感想を話してくれました。
最後に、代表して板井悠香さんが「岬ガザミは香々地の名産だけど、あまり食べたことがありませんでした。この美味しいガザミを将来まちに出た時に「香々地の名産」として紹介したいと思います。」と松原さんにお礼のあいさつをしました。
香々地で水揚げされる大型のワタリガニで、平成25年1月に特許庁の“地域団体商標”に登録された、豊後高田を代表する水産物です。地域団体商標登録は、県内の水産物では「関あじ」「関さば」「豊後別府湾ちりめん」に続き4例目です。
※旨味たっぷりの岬ガザミが味わえるのは・・・オスは9月頃 メスは11月頃が旬