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10月28日、健康交流センター花いろで「豊後高田手づくり万菜(まんさい)おせち」の完成披露試食会が行われました。
「豊後高田手作り万菜おせち」は、農林水産業の振興及び地域の活性化に寄与することを目的に、市内の農漁村で活躍するメンバーにより構成されている豊後高田市AFFネットワーク(※)が、海の幸から山の幸まで豊富に揃う世界農業遺産の郷の地域資源を有効活用して、自ら企画したもので、今年で9年目となっています。
このおせちは、豊後高田市AFFネットワークが中心となり、市内の加工・直売所である「玉津まちの駅・夢むすび」、「味処荘園ほたる」、「里の駅 並石ダムグリーンランドこっとん村」の3ヶ所で連携し、ほとんどの食材を豊後高田市産のものを使って、丁寧に手づくりされたものです。
まず、この会を主催した同ネットワークの藤原・ネマニ・蓮美会長から「新たなつながりが豊かな豊後高田のおせちを皆さんに楽しんでいただければと思っています。」、佐々木市長から「豊後高田おせちが多くの方々のお手元に届き、世界農業遺産の郷 豊後高田市と地域の農産物のPRにつながるよう祈念しております。」とのあいさつがあり、続いて、同ネットワークの藤原会長自身が制作した「おせちの食材を作っている地元生産者にフォーカスしたPR動画」が放映され、参加者は一人ひとりの生産者が語り掛ける映像を熱心に見入っていました。
その後の試食では、今年度、新たに開発された「車えびの香味揚げ」・「カレー風味の酢レンコン」・「そばの実根菜炒め」・「三元豚のかぼすマーマレード煮」などが美しく盛り付けられて各テーブルへ運ばれ、参加者は、一つひとつのメニューを口に運んで、新しい味を確かめていました。
同ネットワークの藤原会長は「親戚やご家族、お仕事の関係者の方など、『つながっている方』に、ぜひお贈りして欲しいと思います。」と話してくれました。
「AFF」:Agriculture(農業)、Forestry(林業)、Fisheries(水産業)の略で、農林水産業の振興及び地域の活性化に寄与することを目的に、市内の農漁村で活躍するメンバーにより構成される団体(R2年10月現在 会員数48名)。
これまでは豊後高田市農漁村女性集団連絡協議会として活動してきましたが、組織の活性化を図るため昨年7月に組織の見直しを行い、組織名を変更し男性の加入も可能となりました。
平成22年にオープンした農林水産物直売所「玉津まちの駅・夢むすび」の運営を担うとともに、農林水産物・加工品の販売や地域農産物を活用した食の提供、平成25年から地域食材を活かした「豊後高田手づくり万菜おせち」の製造・販売、また、市が子育て支援と地域の65歳以上の高齢者の支援を目的として開設した「ふれあい食堂」の運営も受託している団体です。