認知症家族支援プログラム公開講座～認知症になっても私はわたし～

　10月12日、市役所高田庁舎で家族支援プログラム公開講座『認知症当事者による講演会』を開催しました。

　この講座は、身近な病気である認知症の理解を深め、知識の向上と対応を学ぶ機会として、公益社団法人　認知症の人と家族の会大分県支部が毎年開催しているものです。

　この日は、事前に申し込みがあった市民のほか、介護専門職など約50人が参加。「認知症になっても私はわたし」と題して、認知症当事者であり、自らが「希望大使」として認知症の普及啓発活動に取り組んでいる寺野清美さん（日田市在住）の紹介があり、寺野さん自身の思いや経験、また若年性認知症についてのお話しがありました。

　その後、寺野さんとのトーキングタイムが座談会形式で行われ、グループホームの施設長であり、寺野さんの長年の友人でもある川浪和恵さん進行のもと、寺野さん自らのお話しや会員の介護生活など具体的な体験談が語られました。苦労話もある中、時に笑いが起こるなど、終始和やかな雰囲気でトークは進められました。

　トーキングタイムの後には、実際の介護生活での困りについての対策や認知症の人と家族の方が専門職に求めることはどんなことかなどの質問もあり、集まった参加者は熱心に聞き入っていました。





　講演の最後に認知症の人と家族の会スタッフより、「家族支援プログラムとは、一か月に一度、介護活動や認知症について知りたい方が集まって、専門職の方や介護経験者の方のお話しを聞いて、テーマごとに勉強する場です。こじんまりとした雰囲気で行っているので、気軽に参加してください。」と家族支援プログラムについての紹介がありました。

次回のご案内

11月9日（火曜日）13時～高田庁舎2Fコスモスホール
テーマ「寄り添ってみよう、相手の心」

• 公益社団法人認知症の人と家族の会＜外部リンク＞
• 公益社団法人認知症の人と家族の会　大分県支部＜外部リンク＞