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9月22日・9月28日、市役所コスモスホールで避難行動要支援者名簿管理事業に関する、福祉専門職向けの研修会が行われました。
豊後高田市では、災害対策基本法の改正及び国の新たな指針を受け、市と福祉専門職が連携し、災害時に支援を必要とする要支援者名簿と個別避難計画を新たに作成し直すために「避難行動要支援者名簿管理事業」を開始。
対象となる要支援者やそのご家族への説明・計画作成は、平時から対象者本人の心身の状況や、生活実態等を網羅的に把握している介護支援専門員(ケアマネジャー)や相談支援専門員等の福祉専門職に作成を委託し、きめ細かにサポートすることで、効果的、効率的に進めます。
この日は、事業のスタートにあたり、自分自身の身を守る「自助」、地域や周囲の人たちが協力して助け合う「共助」の理念や、災害に備えた事前の準備や地域での日ごろの関係づくりの必要性などといった基本的な考え方や知識、対象者に接する際のスタンスやアドバイスする事項など、福祉専門職向けの研修会が行われました。中でも、南海医療センター附属居宅介護支援センターの管理者國部昭夫さんを講師に招き「災害時の避難行動支援における相談支援専門職の役割」と題した講演が行われ、自助・互助・共助・近助のつなぎ役となる福祉専門職の必要性を学ぶなど、参加者は熱心に聞き入っていました。