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令和6年10月31日、豊後高田警察署で、豊後高田市外国人就労者教育事業導入連携協定調印式が行われました。
外国人支援で監理団体と警察署が協定を締結するのは県内初の取り組みです。
この協定は、官民共同で設置した(※)豊後高田 International Contribution 事業協同組合(BIC)が、豊後高田警察署と連携して、市内で働く外国人が安心して暮らせるように、日本での生活ルール等をわかりやすく教える教育事業に取り組むものです。
調印式では、概要説明が行われた後、調印が行われました。
その後、豊後高田警察署の安倍耕太郎署長から「豊後高田市内では技能実習生を中心に外国人の労働者が増加しております。皆様方に気持ちよくお仕事をしていただいて、平穏に過ごしてしていただくためには、まず、日常生活での、地域住民との良好なコミュニケーションが大切だろうと思います。そのうえで、交通事故や犯罪に遭わない、またこれらを起こさないための法令やルールを実践していただき、外国人の皆様方に、そういった風潮の浸透を図っていくことが大切だと考えています。この協定はそのための礎だと思います。これまでもBICの皆様方にご協力をいただきながら様々な啓発活動を行ってきましたが、本日の協定を機にますます連携を強化してまいりたいと考えております」とあいさつ。
BICの都築貴志代表理事からも「私どもはこれまで、生活の問題、交通ルールの問題に関して、協同組合設立から6年たった今でも、非常に厳しいご指摘もいただきながら外国人に対して教育をしておりますが、なかなかうまくいかない部分もありました。しかし、こういった連携協定を結ぶことによって、命を守る交通ルールの問題、安心して暮らしていけるような生活に対する問題など様々な問題を一挙に解決できるのではないかと思います。この連携が、このまちにとって、まちにすむ外国人の皆様にとって、最適で安心できる暮らしにつながることを願いながら、あいさつに代えさせていただきたいと思います」とあいさつがありました。
調印式の後、警察署から、外国人の自転車のマナーアップに向けた取組方策について説明が行われました。
協定の取り組み第一弾として、警察官が自転車の違反者に対して注意喚起のため交付する指導カードを翻訳したものをBICの協力で製作しました。
これまでは日本語で書かれているものしかなかったため、外国人の方に伝わるよう、英語、ミャンマー語、インドネシア語、ベトナム語に翻訳されています。
今後は外国人が働く事業所の要望に応じて、防犯や交通、ごみの分別、災害の備え等をカリキュラムを組み合わせて実施する予定です。
市・商工会議所・市内事業者の3者が連携して設立した外国人技能実習生等の受入支援を行う監理団体です。
BICの取り組みについて令和6年11月号の市報特集記事「国際貢献と地域に根差すBICの挑戦」でお伝えしています。ぜひご覧ください。
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和6年11月6日(水曜日)~11月12日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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