水難事故に備えて本番さながらの訓練を実施　　～大分県防災航空隊との合同訓練～

　8月5日、西真玉の「真玉B＆G海洋センター」で大分県防災航空隊と豊後高田市消防本部の合同訓練が行われました。

　豊後高田市消防本部では、隊員同士の的確な連携を図ることを目的に、消火訓練や山岳救助訓練など、大分県防災航空隊と年に2回合同訓練を実施しており、今回は、全国的にも水の事故が増える時期であることから、水上での事故による傷病者の発見から救助に至るまでの水難救助訓練が行われ、消防本部からは16名の隊員が参加しました。

　この日の訓練は、B＆G海洋センターの池にカヌー艇が漂流しているのを発見した人が消防本部に通報するという想定で始まりました。通報を受けた消防本部からは、救助工作車が出動し水上からの捜索活動を行いました。その後、消防本部からの応援要請を受けて出動した防災航空隊のヘリコプター「とよかぜ」による上空からの捜索活動と、捜索により発見された要救助者（模型）の救助活動など、本番さながらの訓練が行われました。

　訓練を終えて、豊後高田市消防本部第3小隊長の本田浩平さんは「消防本部は、地上隊として水難救助事案に出動しますが、地上隊のみで助けを求める人を見つけることは難しいため、防災航空隊と連携することは大変重要です。」と話しました。
　夏は水難事故が多くなる季節。水難事故に遭遇した時には、ためらわず119番通報をお願いします。