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8月3日・5日の2日間、高田中学校の2年生が夏休みを利用して、保育施設や飲食店、美容室など様々な業種の事業所(30か所)で職場体験をしました。
8月5日、生徒2名が魚市場で、早朝から競りや、市場の清掃、荷物の積み込みなどを体験しました。
この日職場体験をしたのは、山口史恩さんと護城照香さんの2名。早速、魚市場営業部の安成さんに連れられ、魚がたくさん並んだ市場に向かいました。安成さんは「市場では特に挨拶が大事お腹に力をいれて大きな声で元気よく『おはようございます』とあいさつしてくださいね。」と指導をしました。
6時半になると、2人はドキドキしながら安成さんの助手として多くの仲買人さんたちの輪に入り、競りに参加。安成さんの合図で「はい!」と力強く手を挙げ、お目当ての魚を競り落としました。
約30分で競りが終わり、仲買人さんたちが次々に魚を運び出した後、市場の職員さんと一緒にきれいに掃除しました。
山口さんと護城さんは「朝早くて、ちょっと疲れましたが、(魚市場のみなさんは)朝早くから元気だなぁ!と思いました。競り体験は緊張しましたが、楽しかったです」と笑顔で話してくれました。
8月5日、市立図書館では4名の生徒が図書館の仕事を体験しました。
この日は、カウンター業務や返却された書籍を棚に戻す作業に加え、破れた本をのりやテープで補修するなど、バックヤードでの業務も体験しました。さらに、週末に図書館内で行われる予定のイベント「夏のこわ~いおはなし会」の会場準備も行いました。生徒たちは、終始真剣に取り組んでおり、分からないことがあれば積極的に職員に質問していました。
水江航之助くんは「もともと本が好きで興味があったので図書館を選びました。地道な作業が苦手なので苦労したけど、静かで落ち着いた環境で作業できるのでよかったです」と感想を話してくれました。
仕事の苦労や大変さ、やりがいなどを実感すると共に、将来について考える貴重な体験となったようでした。