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6月14日、香々地小学校の児童が香々地漁港で稚ガニの放流を体験しました。この体験は、大分県漁業協同組合香々地支店の主催により、地元の特産品である岬ガザミの生態を知ることで環境意識を高め、地域への愛着を深めてもらおうと毎年行われています。
この日は、香々地小学校4~6年生が参加し、約50,000匹の稚ガニを放流しました。はじめに漁協の青年部の方が岬ガザミについて説明した後、児童たちは小さな稚ガニ達が移されたバケツを手に、早速、海へ向かいました。
砂浜を歩き、浅瀬に着くと、児童たちは、まだ少し冷たい海水の中に足を踏み入れ、バケツからそっと、海へ稚ガニを放流しました。
この日初めて放流体験をした4年生の木野村心胡さんは、「ガザミが、(最初は)とても小さいことがわかりました。放流体験はとても楽しかったです。また来年が楽しみです。」と感想を話してくれました。
今回の放流体験のほか、秋には、旬を迎え旨味たっぷりの岬ガザミを味わえる「ガザミの浜ゆで体験」も予定されています。
香々地で水揚げされる大型のワタリガニで、平成25年1月に特許庁の"地域団体商標"に登録された、豊後高田を代表する水産物です。(地域団体商標登録は、県内の水産物では「関あじ」「関さば」「豊後別府湾ちりめん」に続き4例目)
※旨味たっぷりの岬ガザミが味わえるのはオスは9月頃、メスは11月頃が旬です。