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第52回大分県農業賞の「企業的個人経営部門」の最優秀賞を受賞した大塚敏幸さん(長岩屋)が、市役所を訪れ、佐々木市長へ受賞報告をしました。
大分県農業賞は、農業振興を目的として、農業分野における新技術の導入や経営の合理化を図るなど先進的経営を行う経営体等を表彰するもので、昨年の同部門最優秀賞を受賞した和泉陣さんに続いて、豊後高田市の農業経営者が2年連続の栄冠に輝きました。
大塚さんは、大学の農学部を卒業後、昭和59年に輪ギク栽培で経営を開始し、平成21年から平成28年にかけてホオズキに品目転換するとともに、グラジオラス栽培も導入した花き複合経営を行っています。
ホオズキ栽培の散布用ノズルの独自開発による作業の効率化や県が開発した量販向けネット栽培技術のいち早い導入による産地拡大。また、グラジオラスでの電照抑制栽培による11月・12月出荷の作型開発、コーチを担った就農研修制度での新規就農支援も貢献するなど、新技術の産地への波及や豊後高田花き部会長としての若手育成の取り組みが評価されました。
大塚さんは「本当に名誉なことでうれしいです。輪ギクからホオズキに品目を変えていくときに勇気が必要でした。今後は、ホオズキの高品質生産や作業体制など研究を重ね、産地全体の発展に努めていきたいと思います。」と力強く語ってくれました。