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3月9日、玉津東天紅で映画「瞽女(GOZE)」の瀧澤正治監督による舞台あいさつが行われました。
訪れるお客さんが感動する作品を求めていた玉津東天紅の市川館長が、お客さんに感動してもらえるような作品をとの思いで、映画「瞽女(GOZE)」の上映依頼を行った際に、それを受けた監督からの見てくださる方にごあいさつをしたいとの思いから実現したものです。
午後の上映が終わったあと、舞台に上がった瀧澤監督はお客さんに拍手で迎えられ、20分にわたって、映画のモデルになった小林ハルさんへの想い、多く壁に当たりながらも、いろいろな方の協力をもらい本編着手までにかかった17年間のこと、ロケ中の俳優の様子や舞台裏の話、視覚障がいを持った方への副音声などについて、やさしい口調で語り、観客は熱心に耳を傾けていました。
最後に、次回作として「青の洞門」を映画にしてみたいとの意気込みを語り、観客からの大きな拍手が贈られました。
また、舞台あいさつの後に、瀧澤監督は「この映画を作るときに、自分の夢を大切にしてやってきました。吉田松陰さんの『夢なき者は理想なし、理想なき者は計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし、ゆえに夢なき者には成功ない』という言葉がありますが、夢というのはすごく大事で、それを大切にしながら、次回、『青の洞門恩讐の彼方に』を撮りたいという一つの目標・夢を持って動きたいと思います。また、ここにきて、皆さんにご挨拶できたらと思って頑張ります。」と本市の皆さんへ向けて語ってくれました。