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2月25日、健康交流センター花いろ軽スポーツルームで「みんな de HM教室in高田」の閉講式が行われました。
昨年9月にスタートしたこの教室は、糖尿病を原因とする腎機能の低下を早期に予防するため、専門家の指導による運動(ストレッチ、有酸素運動、筋力トレーニング)や医師の講話、栄養指導などを組み合わせた全11回で構成され、参加者は9月3日の第1回目から、自宅で継続して運動などのプログラムを実施してきました。
閉講式では、大久保保険年金課長より「今日の教室で終わりではなく、今後の健康維持のために続けていただきたいと思います。」とのあいさつの後、受講生17名の代表に「修了証」を手渡しました。
続いて、健康推進課の保健師・栄養士から、生活習慣の調査結果より間食の減少や動物性脂肪などを控えている人、野菜を毎日食べるようになった人、定期的な運動をしている人が増加したこと、生活への満足度などが向上しているといった良い結果の報告がありました。さらに尿検査でも講座終了後の受講生平均の一日推定摂取食塩量が1g減少するとともに、約半数の方に減少傾向がみられ、自主的に減塩にも取り組んだ成果がみられました。
また、別府大学食物栄養科学部食物栄養学科の吉村良孝教授(健康運動指導士)からは、受講生毎に配られた教室前後の運動機能結果を元にした説明を行った後「次の測定の際に数値が下がらないよう、維持するのを一つの目標にしてください。」と呼びかけました。
その後、受講生は保健師や吉村先生と個別の面談を行い閉講式を締めくくりしました。
参加した藤原サエさんは「座骨神経痛がひどくて病院で注射をしてもらっていましたが、この教室で指導してもらった運動を家で続けだしてから、注射を打たなくてもよくなりました。病院の先生からも、この教室に来たのが良かったから運動を続けるよう言われました。今後も家で続けていきたいです。」と話してくれました。
4月からは、HM教室のOB会(R1、R2受講生対象)も開催予定で、今後も生活習慣の改善や運動を継続することで、健康維持とこうした活動が広まることが期待されます。