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地元の神社を舞台にした日本の昔話アニメで世界をつなぐ! ~市内在住の阿部のぞみさん~

ページID:0002772 更新日:2022年10月25日更新 印刷ページ表示

地元の神社を舞台にした日本の昔話アニメで世界をつなぐ! ~市内在住の阿部のぞみさん~の画像1
 「物語の神殿じゃないんですけど、失われた物語や忘れられた物語がこの神社を舞台にどんどん出てきたら面白いんじゃないかと思って」と話してくれたのは、イギリスで舞台の脚本家・翻訳家として活躍する阿部のぞみさん(大力)。

 阿部さんは、イギリスの劇団「テアトル・ラピス」が国際交流基金マニラの助成を受けて制作したアニメーション「Kuwentoー物語」の脚本を都甲地区の浜田神社を舞台に作り上げました。

 「Kuwentoー物語」は、神社に訪れた猫に「竹取物語」「桃太郎」「浦島太郎」の3つの物語を紹介するというストーリーで、今年の3月に豊後高田に帰郷した阿部さんが、ちょうどその頃感染拡大した新型コロナウイルスの影響でイギリスに戻ることができず、大力地区のご自宅でリモートワークをする傍ら、地域の方と地元の浜田神社のお掃除ボランティアをする中で、同神社の昔絵が飾られていた枠をヒントにひらめいたストーリーです。

「Kuwentoー物語」は、12月18日よりYouTubeで公開中。ゆっくりとした英語で語られ、日本語の字幕が流れることで、誰でも楽しめるアニメーションとなっています。

地元の神社を舞台にした日本の昔話アニメで世界をつなぐ! ~市内在住の阿部のぞみさん~の画像2地元の神社を舞台にした日本の昔話アニメで世界をつなぐ! ~市内在住の阿部のぞみさん~の画像3
地元の神社を舞台にした日本の昔話アニメで世界をつなぐ! ~市内在住の阿部のぞみさん~の画像4地元の神社を舞台にした日本の昔話アニメで世界をつなぐ! ~市内在住の阿部のぞみさん~の画像5

阿部のぞみさんに”Interview”

きっかけは?

 コロナの影響で、役者さんは演劇関係の仕事が急にゼロになった。そんな役者さんの居場所を創れないかということで、リモートで戯曲の勉強会を始めました。演劇関係の補助金が止まってしまった6月頃、国際交流基金マニラさんだけ、日本の文化を紹介してくれる企画があれば持ってきてくれませんか?との話が劇団の方にあり、勉強会というチームがあったので、やりましょうとなりました。

脚本はどれくらいで?

 実はなかなかできなくて・・・、ひとつひとつのお話(かぐや姫など)は何となく書けていたけど、この3つのお話をしっかりつなげる枠組みがないといけないと考え、リモートでの話し合いもしたが決まらず、地元の浜田神社のお掃除の日が来たんです。ある方がぱっと上を見て「ここ額縁があるね」と、よく見たら端の方に昔絵があったであろう形跡が残っていて、枠だけがあるんです。昔絵があったんだろうねぇという話があるなかで、「もうこれだ、ここを物語の神殿じゃないんですけど、失われた物語や忘れられた物語がこの神社を舞台にどんどん出てきたら面白いんじゃないか」と思って。

難しかったところは?

 一番最初の枠組みです。それを突破したら、みんなで作っていったという感じです。編集した人というか、イラストをアニメ―ション的にしてくれた人が魔法をかけてくれて、思ってたより100倍いいものが出来上がりました。

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 この枠組みというか、スタイル自体が本当に、豊後高田の神様に助けてもらわなかったら、絶対に生まれていなかったので、これは豊後高田市から生まれたものだという視点で楽しんでもらえたらと思います。
 一番安全なところにいさせていただいていて、良くしてもらっている。そういう安心感、安全だという心のゆとりから生まれたと思っていて、ぜひ、楽しんでもらえたらと思います。さすがは鬼が仏になる場所だなと思います。

今後の活動は?

 こういった状況(新型コロナウイルス)が続いていくようであれば、継続して話を創っていく。この状況が少しでも良くなってきたら、やっぱり、演劇という形でライブでお届けしたい。役者さんに生で歌ってもらうとか、曲数を増やしてミュージカル的にしてみたりとか、例えば、影絵バージョンで演技は生の演技にして小学校を回るとかしてみたいです。それと、まずは、(日本語の)吹き替え版を制作したいと思っています。
今後の活動は?の画像1今後の活動は?の画像2


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