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11月26日、健康交流センター花いろで、「手づくり万菜(まんさい)おせち」の完成披露試食会が開催されました。
海の幸から山の幸まで豊富に揃う世界農業遺産の郷の地域資源を有効活用するため、農村女性自らが企画し、地元の食材をふんだんに使用した常温で出荷できる「おせち料理」を開発し、今年で8年目を迎えました。
この「手作り万菜おせち」は、豊後高田市AFFネットワーク(※)が「玉津まちの駅・夢むすび」を中心に、日々活動を行う加工・直売所と連携して手づくりしたもので、ほとんどの食材が地元産品となっています。
完成したおせちは、定番メニューに豊後・米仕上牛や豊後高田そば、落花生、マテ貝、白ネギ等の特産品をアレンジしたメニューを加えたものとなっており、今年は新たに「鶏の香味焼き」・「豊後・米仕上牛の西京焼き」・「筍の生姜煮」の3品が新メニューとして追加されています。
試食会では、初めての試みとして花っこルームで募集した4組の親子も参加し、来賓とともにおせちの盛り付け体験を実施。参加者は、各メニューをひとつひとつ盛り付け、食材と飾りの花の配置や彩りも考えながら、楽しそうに自分だけの「盛り付けおせち」を作りました。
もうすぐ1歳になる大誠(たいせい)くんと参加した清原久美子さんは「おせちを作ったり盛り付けしたことがなかったので、盛り付けだけでもやってみたいと思い参加しました。盛り付けは色のバランスや向きが難しいですが、いい勉強になりました。帰って家族でいただきます。」と笑顔で話してくれました。また、同ネットワークの藤原会長は「今まで家族でおせちを食べるチャンスがなかった方にも、ぜひ盛り付け体験をして、食べてもらいたいです。」と話してくれました。
手づくり万菜おせちは、16品目の「昭和」と、20品目の「豊後」の2種類を250セットずつご用意。1種類ずつ真空パックで包装されており、常温で保存できることから、親せきや友人への贈り物としても喜ばれています。