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10月15日、高田高校グラウンドにて「豊後高田市中学ラグビー部」の発足会が行われました。
県北唯一の高校ラグビー部がある高田高校。同部の熱心なOB会が7年前から小学生を対象に「タグラグビークラブ」を設立し活動しています。その活動期間中に開催された昨年のラグビーワールドカップ大分大会によりラグビー気運がさらに高まり、家庭や地域、子どもたちなどからの要望が、小学生のタグラグビーから高校ラグビーの間をつなぐ『中学ラグビー部』発足へとつながりました。
発足にあたっては、地元の学校に通いつつ、部活動が選択できる「拠点校方式」を採用。市内のすべての中学生が入れる部活で、高田中学校がその窓口となっています。市内では初の取り組みで、ラグビー部としては県内では別府に続き2例目となります。これにより、小学校から高校まで継続した競技へのサポートが可能となり、将来を担う有力選手も期待されます。
発足会では、大分県教育庁体育保健課の吉野課長補佐、市教育委員会の河野教育長、高田高校山下校長のあいさつに続き、来賓や高田高校ラグビー部員が見守る中、高田中学校3年の石山玄章(いしやまはるあき)さんが「中学校ではラグビー部がなくてあきらめていたけど、去年ラグビーワールドカップを見てもう一度ラグビーをしてみたいと思いました。これからはラグビーを通して多くの仲間を作りたいです。」と決意表明を行いました。
次に指導者の和田福登先生(高田中学校教諭)が、火曜日・木曜日・土曜日を中心に17時~18時半まで練習すること、服装や靴、送迎などについて説明した後、生徒たちに「ラグビーはたくさん面白いことがあります。みんなでその面白さに触れてほしい。今日から頑張りましょう。」と呼びかけました。
発足会後すぐに高田高校ラグビー部と合同練習でラグビーボールに触れたあと、和田先生の指導のもと中学ラグビー部の練習を行い、生徒たちの熱心に取り組む姿と楽しそうな笑顔が随所にみられる練習となりました。