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令和2年9月17日、真玉公民館で「くにさきガチャガチャワークショップ」の成果報告会が行われました。
六郷満山日本遺産推進協議会では、日本遺産の構成文化財を多くの観光客の手に取ってもらうため、「くにさきガチャガチャ(仮称)」を制作するプロジェクトを立ち上げています。
昨年度、大分県内の大学生・短大生・専門学生らを対象に「くにさきガチャガチャ」の型の制作のワークショップを開催しました。受講学生は、現地見学や講座など、計17回のワークショップを通して、斬新なアイデアで試作品を完成させてくれました。
本来、今年3月に成果報告会を開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、開催を延期していました。この日は、感染防止対策が行われる中、学生による3Dデータのプレゼンテーションが行われ、実際に3Dプリンターで出力した立体データも初公開されました。その後、学生たちのアイデアについて、製品化に向けての改善点や課題など、関係者による講評がありました。
ギターを弾く真木大堂の不動明王など、文化財とバンドを組み合わせた作品を考案した芸術文化短期大学の佐藤亜紀さんは「文化財に興味がない人にも手にとってもらいたいと思ってつくりました。ワークショップを通して、私にとって『大分の丸いところ』だった国東半島が、『美しいと美味しいがたくさんある魅力的なところ』になりました」と話してくれました。