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健康維持を目指して ~みんな de HM教室 in 高田 ~

ページID:0002678 更新日:2022年10月25日更新 印刷ページ表示

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 9月3日、健康交流センター花いろ 軽スポーツルームで「みんな de HM(ヘルスメンテナス)教室 in 高田」が18人の参加者で開催されました。

 この教室は、糖尿病を原因とする腎機能の低下を早期に予防するため、専門家の指導による運動(ストレッチ、有酸素運動、筋力トレーニング)や医師の講話、栄養指導などを組み合わせたもので、参加者は自宅で継続してプログラムを実施し、参加前後の腎機能数値や体力の向上の変化を検証します。
 また、糖尿病性腎症予防として自治体が運動(トレーニング)教室を実施するのは例がない先進的な取り組みとのことです。

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 教室では、保健師からの市全体の健康実態、HM教室の内容やスケジュール説明が行われた後、別府大学食物栄養科学部食物栄養学科の吉村良孝教授(健康運動指導士)から「糖尿病・糖尿病性腎症における運動指導の必要性について」の講話が行われました。
 講話では、「運動で腎症とともに心血管病を予防する」、「運動で筋肉量や筋力低下を予防する」、「運動で腎機能の低下を予防する」などの最近の研究内容、昨年、香々地地区で行われたHM教室の成果として、継続して運動を頑張った参加者は、尿中アルブミン(※)の数値が改善したこと、腎臓病の予防には筋力トレーニングが効果的であったことなどが紹介され、参加者は熱心に聞き入っていました。
 次に、身長・体重・握力測定、インボディ計での体組織測定、血圧測定、吉村教授による体力測定を行いました。最後に、吉村教授の指導のもと、自宅でできる運動として、(1)スクワットトレーニング (2)足引き上げトレーニング (3)後ろ足引き上げトレーニング (4)踵上げトレーニングを行い、その結果をもとに今後のHM教室でのグールプ分けを行いました。

 参加した佐藤洋紀さん(楢林)は「健診結果から、このまま放っておくとまずいとの危機感から参加しました。数値が正常値に近づけられればと思っています。全部の回に参加するよう努力していきたいと思います。」と話してくれました。

 HM教室は、令和3年1月21日までの全11回開催され、健康運動指導士、糖尿病専門医、歯科衛生士、管理栄養士などの専門家による指導が予定され、参加前後の検証と参加者の意識・行動変容による糖尿病性腎症の撃退・進行抑制が期待されます。

※尿中アルブミン

 腎臓の機能が弱まって腎臓が傷つくと、尿にたんぱくの一種であるアルブミンが漏れ出てきます。糖尿病の初期に尿にアルブミンが出てきますので、早期の腎症を発見するためには、尿中アルブミンの検査を調べることで腎臓の状態を知ることができるといわれています。


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