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7月4日、インスタ映え観光スポット『恋叶トンネル』の壁画作品完成を記念して、制作に携わった学生等や県の関係者、地元の自治委員など約30人が集まり、トンネル内でセレモニーイベントが開催されました。
恋叶トンネルは、昭和の町から長崎鼻を結ぶ国道213号線の海岸線のドライブロード『恋叶ロード』にある、全長421メートルの人道トンネルです。2016年と2017年に、全国公募で選ばれたデザインをもとに市内高田高校の生徒が恋人・家族、友人で写真を撮って楽しめるアート作品(15作品)を制作しました。
その後、壁画アーティストの芳賀健太氏(空間ペインター:大分市)を総合ディレクターに迎え、恋叶トンネルアート「LOVE-happy colorful tunnel project-」として、2019年8月~2020年3月の期間、有志で集まった県内8校の学生・一般の方々の手によりトンネル内に計50作品以上のフォトジェニックなアート作品が完成しました。
セレモニーでは、主催者を代表して佐々木市長が制作者への感謝の気持ちを伝えるとともに、壁画制作に携わった皆さんに感謝状と記念品を贈呈しました。
総合ディレクターの芳賀さんは「壁画制作者の募集が大変でしたが、様々なご縁を通じて皆さんに集まっていただくことができました。訪れた方の恋が”ハッピーな恋愛”であってほしいという願いと、恋叶トンネルを幸せな恋を生む場所にしたいという思いで取り組みました。」と思いを語ってくれました。
真玉中学校 山田明佳里さん
(※中学を卒業し、美術系の高校に進学)
壁画の制作をとおして、人のために絵を描くことの楽しさを知りました。とても達成感のある活動で、これから美術を学ぶ自分自身のとても貴重な経験となりました。3年生みんなで協力して取り組んだことが一番の思い出です。
大分県立芸術文化短期大学 湯地海咲さん
(※短大を卒業し、現在は関西でジュエリーデザインを勉強中)
県外から進学で大分に来ました。今回の壁画制作に関わることでさらに大分を好きになりました。冷麺と恋愛をかけた作品の中で、真玉海岸の夕陽を冷麺からこぼれるスープに表現しています。こぼれるスープをすくうようにレンゲを持ってみたりと撮影を楽しんでほしいです。
一般参加者 本母美保さん
壁をカーテンに見立て、以前訪れた南の国を参考に海へと続く道をイメージして描きました。壁画にはあえて四角い枠を設けず、いろんな角度から楽しんでもらえるような作品にしています。大切な方と楽しんでもらい、たくさんの方の思い出の場所になってほしいです。
一つの作品でも、カメラとの距離を変えたりポーズをとったりと様々な楽しみ方ができます。恋人、家族、友人と恋叶トンネルで『自分たちだけの1枚』を撮影してみてはいかがでしょうか
高田高校、真玉中学校、真玉小学校、臼野小学校、APU立命館アジア太平洋大学、大分県立芸術文化短期大学、別府大学、日本文理大学