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6月9日、国の重要文化的景観に選定され、平安時代から1000年以上の時を経ても変わらない「田染荘小崎地区」で、御田植祭が開催されました。「田染荘御田植祭」は荘園の里推進委員会(河野一三委員長)が主催する恒例イベントです。
今年は、荘園領主(水田オーナー)や別府大学、大分県立芸術文化短期大学の学生の皆さんをはじめ、市内外から多くの方が参加しました。
当日の午前中は、地元女性部による荘園米おにぎりやカレーなどのグルメから、弁当・スイーツ・手作り小物などの各種出店が並ぶ「荘園マルシェ」も同時開催され、あいにくの天気でしたが、多くの方が楽しんでいました。
田植交流会の前に、宇佐神宮による神事があり、荘園の里の発展と五穀豊穣を祈願しました。
続く歓迎式では河野委員長、佐々木市長が歓迎のあいさつを行いました。
その後、張り子の牛が昔ながらの代掻きを再現するアトラクションがあり、会場には子どもたちの「牛さんがんばれー!」という声援や、牛使いと牛が走り回る姿に歓声や笑い声が響き、大いに盛り上がりました。
田植え交流会では、中世の衣装を身に着けた人たちや家族連れなど、多くの参加者が田んぼの中に入り、一直線に並んで苗を植えていきました。参加者は泥だらけになりながら昔ながらの手植え体験を楽しんでいました。
御田植祭で植えた稲は、地元のみなさんが心を込めて育て、秋には収穫祭が開催される予定です。
田染荘は、昔ながらの田園風景が今もなお色濃く残されています。
1200年もの歴史を持つこの荘園は、地域の方たちの協力があってこそ残せた大切な遺産です。
平成22年に国の重要文化的景観に選定され、平成23年12月にはユネスコ未来遺産に登録されました。
さらに平成25年5月に、国東半島を含む一帯が、世界農業遺産に認定されました。
田染荘について、詳しくはこちらをご覧ください。
田染荘スペシャルサイト「千年の時を刻む荘園遺跡『田染荘』」<外部リンク>
田染荘で作られている「荘園米」は、とても甘く香り豊かと評判です。
化学肥料や農薬を減らし、独自の栽培基準で栽培。低温庫にて管理し、年間を通じて本来の味を損なうことなくお届けします。
詳しくは画像をタップ(外部リンク:ふるさとチョイス)
今回取材した様子を市民チャンネル『週刊ニュース』で放送します。
ぜひご覧ください♪
放送期間:令和6年6月12日(水曜日)~6月18日(火曜日)
※放送日時は、予告なく変更する場合があります。
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