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第51回大分県農業賞の「企業的個人経営部門」で、市内呉崎でぶどうと白ネギを栽培する和泉陣さんが最優秀賞を受賞され、大分県知事表彰及び農林水産大臣表彰を受けられました。
2月27日、和泉さんが市役所高田庁舎を訪れ、佐々木市長に受賞を報告しました。
和泉さんは、東京農業大学農学部を卒業後、平成11年に就農。平成17年に経営を継承し、ぶどうと白ねぎの大規模経営を開始しました。平成20年にはいち早く巨峰からシャインマスカットへの転換を図り、白ねぎ栽培では、堀取機等、機械導入も積極的に行い、省力化・効率化や作業場の改善にも取り組み、雇用者(特に女性)が働きやすい職場づくりを実践しています。
また、県内では初となる県域の若手生産者組織である「大分県シャインマスカット若手生産者協議会」の設立に伴い、初代代表に就任。さらに「大分白ねぎ連絡協議会担い手部会」の部会長として44名の部会員をまとめ、担い手の育成にも積極的に力を入れています。
和泉さんは「身が引き締まる思いです。情報化がすすみ、変化がはげしい時代。農業も情報を集めて変化をとらえ、動くことが大切だと思います。日本の果物は世界市場で価値がある。これから農業で世界展開していくには、個人で動くのではなく、生産者同士がつながり、JAなどの力も借り、みんなで取り組んでいくことが大切だと思います」と今後について語ってくださいました。
これからの農業の発展に向けて、さらなる活躍が期待されます。
↑2月12日に大分県庁で行われた表彰式の様子