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1月12日、江戸時代から続く新年の伝統行事「ホーランエンヤ(県選択無形民俗文化財)」が桂川で開催されました。航海の安全と豊漁を祈願して始まったといわれており、色鮮やかな大漁旗や五色の紙を付けた笹竹などで華やかに飾られた宝来船は、川下の琴平宮を参拝した後、“ホーランエンヤ、エンヤサノサッサ”という勇ましい掛け声とともに、若宮八幡宮をめざして川を上って行きます。
この日の気温は10℃で水温8℃。川岸に差し出された祝儀を受け取りに、締め込み姿の漕ぎ手が船から水しぶきを上げ飛び込むと、観客からは大きな拍手が沸きおこりました。新年の縁起餅をつかもうと、船の動きにあわせて、観衆も大移動。フィナーレのトラック前は、懸命に手を伸ばす大勢の観客で溢れました。
また、公園内に特設されたブースでは、田染地区の加工品や特産のぶんご合鴨を使ったあいがも汁などが販売されました。