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11月8日~10日の3日間、900年以上の歴史を誇る、日本三大裸祭りのひとつ「若宮八幡社秋季大祭・裸祭り」が開催されました。
桂川の河川敷には、今回で936回目となる祭りを見ようと、多くの見物客が詰めかけました。
お下り(8日)、お上り(10日)の両日、昭和の町や宮町周辺では、御神幸を前に川組の男衆が各店を巡り商売繁盛等を祈願。また、水上に設置されたステージでは、高田ヤンソ(高田高校桜組)や、河内中学校、ゆふいん源流太鼓、和光保育園、豊後みさき太鼓、西叡太鼓大和・豊勇會による勇壮な太鼓演奏が会場を盛り上げました。
さらに、神輿の入川を待つ河川敷では、橋上の射手が火矢を放ち「豊後大たいまつ(長さ16m、重さ5t)」を点火。詰めかけた観衆から大きな歓声が上がりました。
お下りでは、狩衣姿の陸組の男衆により若宮八幡本宮を出発した神輿は、鳥居を出た後、締め込み姿の川組へと渡されます。
神輿を受け取った川組は、街を練り歩き、冷たい川の中へと歩みを進めます。川の中で、川組の男衆が3本締めで気合いを入れては、豪快な水しぶきを上げる場面も見どころのひとつ。
無事に川を渡った神輿は、川組から再び陸組に渡され、下宮(宮町)に納められました。
お上りでは、陸組の男衆に担がれ下宮を出た神輿は、勇ましい掛け声とともに街を練り歩き、川岸で待つ川組に引き継がれ、桂川の中へ。
川組の男衆は気合十分に川を渡り、神輿は再び陸組に担がれ若宮八幡の本宮へと帰りました。