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6月9日、中世の荘園の姿を色濃く残す「田染荘」で、恒例の御田植祭が行われました。
この御田植祭は、荘園の里推進委員会(河野 一三委員長)が主催する荘園領主と地域の交流イベントで、20回目を迎えたこの日は、天候に恵まれ、領主の方々や学生の皆さんなどをはじめ、市内外から多くの方々が参加しました。
地元女性部による荘園米おにぎりや荘園カレー、高校生による手打ちそばといったグルメから、スイーツ・手作り小物などの各種出店が並ぶ「荘園マルシェ」も同時開催され、参加者の皆さんを出迎えました。
田植交流会の前には、宇佐神宮の黒木 俊博禰宜により荘園の里の発展と五穀豊穣を祈願する神事があり、続いて歓迎式では河野委員長の歓迎のあいさつに続き、張り子の牛が昔ながらの代掻きを再現するアトラクションが行われました。牛使いに反抗して暴れる牛たちに、会場は大きな歓声と笑いに包まれました。その後、中世の衣装を身に着けた人たちや家族連れなど、多くの参加者たちが歓声をあげながら田んぼの中へ。ホラ貝の音を合図に苗を植え、泥だらけになりながら手植え体験を楽しんでいました。